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【独占】プロサッカー選手として海外・タイで生きる道。 何を求めて、アジアフロンティアを開拓したのか?

公開日 : 2015年7月14日


ポリス・ユナイテッド・フットボールクラブ(タイプレミアリーグ)
プロサッカー選手 下地 奨 選手(MF)

【下地奨選手の紹介】

2014年。出場54試合。24得点。MFのポジションとは似つかわしくない程の実績を残した。当時、BECテロ・サーサナFC所属で、タイプレミアムリーグ優勝に大きく貢献した日本人プロサッカー選手だ。今では、タイプレミアリーグを盛り上げるとともに、現地の大手メディアにも取り上げられ、モデル活動も行っている。サッカーキャリアは、当時、Jリーグブーム真っ只中で人気を博した屈指のタレント集団ヴェルディ川崎(現:東京ヴェルディ)の下部組織ユース出身で、関東大学リーグ1部青山学院大学へ進学し、その後、サガン鳥栖へ。そして、パラグアイと、ブラジルでの南米サッカーを経て、タイで活躍している。だが、そんな華々しい下地選手も20代は屈折の経験を歩んでいる。下地選手が伝えたい、情熱と挑戦。そして、プロサッカー選手として、ビジネスマンとしてのホンネを公開します。

◆どうして、タイプレミアリーグへ?

タイでプレーすることを決めた理由は自分がやりたかったサッカーをするためと稼ぐためです。どういうことかというと僕は小さい頃からプロサッカー選手を夢みてサッカーをしてきました。でも、いざプロになってからというものこれといった目標も理想も持てないまま日々チームに要求されるプレーをこなしたり、その要求に一生懸命応えることだけの毎日でした。夢だったサッカーがただ給料をもらうため、生活をしていくための仕事になっていました。自分から何かを創り出したいという情熱はありましたが正直自分に自信がありませんでした。

失敗して全てを失うという恐怖があって、
夢を持つことも理想に生きることもできませんでした。

しかし与えられたものをこなして評価を得るためにあるいは来年の契約と少しの昇給を目指してプレーをしていても結局何も得られず、自分自身を苦しめるだけでした。とにかくそんな状況を変えたい。と思っていたとき

知人に本当はどうしたいの?と聞かれたのがきっかけで、
【理想のサッカー】を描いてみることにしました。

すると僕がまだサッカーを始めた頃の純粋な気持ちに行き着きました。

それは小さな頃からの夢だった【ブラジル人のようなワクワクするプレーをしたい。】ということでした。『じゃ、南米に行こう!』そう思いました。

でも、その当時所属していたクラブからは来季の契約を提示されていました。奥さんのお腹の中には数か月後に生まれる子供もいました。南米に行けば給料ゼロ。さらに失敗しても戻って来れない。

一般的に言って来季も日本でやるのが普通でした。自分でもわかっていました。
それでも日に日に南米に行くことが自分にとっては当たり前のような感覚になっていきました。

そして『家族や生活のせいにして今回南米に行かなかったら自分は将来、絶対娘と妻のせいにしてしまう。』そう思ったことも踏み出せた要因だったかもしれません。こどもが生まれてくるということが僕にとっては後押しになりました。とはいえ将来への不安や恐怖の方が勝っていました。それでも自分はやれるはずだ。と言い聞かせ、大きな夢だけが支えでした。

結果を見れば南米のサッカーに触れたことやプレーし新しい価値観を見つけ自分自身が大きく成長したことは成功でした。選手として優勝も経験して一つの夢は叶いました。でもそれはあくまで主観的なもので客観的に見て成功とは言い難いものでした。何よりもお金がなくなりました。夢を追いかけお金は二の次だと思っていたのですからそうなっても仕方ありませんでした。

でも、お金がないということがこんなに苦しいとは思っていませんでした。ブラジルでの生活でもそうでしたが南米での挑戦に一区切りついて帰国すると常にお金がないという状況。お金が全てではありません。でも夢だけでは食えない。この経験が

夢とお金を両方達成しようと思うきっかけになりました。

でもその当時、次のチームも決まらず親の助けを受けながら妻と娘がいる27歳の男。どう考えてもまずい状況でした。

『サッカーはもう終わりかもしれない。』そう思い、銀座でバイトを始めました。その頃からお金ってなんだろう。働くってなんだろう。将来はどうしたいんだろう。

と考え勉強することにしました。そこでバイトに行く傍ら子育てをし空いている時間でビジネスについて学び始めました。お客さんやオーナーや従業員の目線でバイト中でも頭をフル回転させながらお金と人生について学んで行きました。幸いバイト先は銀座のクラブ。お客さんの質も高く支払う金額も高い。そこに来るお客さんを見てどういう人が金持ちなのかを感じることができたし接客しているホステスさんをみながらなんでこの子とこの子で売り上げが違うんだろうと考えたり、オーナーのママは従業員に何を求めていて、お客さんに何を提供し、お客さんはどういう時に喜ぶんだろうということを日々考えて学んで行きました。それを3ヶ月ほど続けていて

これまでの自分を振り返るとなぜ選手としてうまくいかなかったのかがわかってきました。そしてだんだん理想の選手像が湧いてきたし、売れる選手売れない選手の差もわかってきました。

またもう一度チャンスがあったらサッカーしたい!そう思うようになりました。そう思っていた2012年の12月。知人から

タイで挑戦してみないか?

というバンコクで行われる入団テストの話が入ってきました。話をいただいてすぐに気持ちは決まりました。すぐにオーナーのママさんにバイトを辞めたいという話をしました。彼女は人手がいない中でも快く受け入れてくれて応援してくれました。先の見えない時期でしたが経験したことのない銀座のバイトも昼間に家族と一緒に過ごせた時間も自分にとっては新鮮で貴重な時間でした。人生のこと、夢のこと、お金のこと、家族のこと、自分のことを知った大切な時間でした。そして

本当にやりたいこと、やりたくないことがはっきりわかったことで多少の気負いはありましたがいい精神状態でタイでの挑戦をすることができました。

◆プロサッカー選手の職業って、どんな仕事ですか?

プロサッカー選手とはサッカーで稼ぐ人。つまりサッカーでお客さんに価値を提供し対価を得る人。それがサッカー選手です。ただ何がお客さんにとって価値があるのかそれは定義できません。がむしゃらなプレーが好きなファンもいれば、繊細で緻密なプレーが好きな人もいます。パスサッカーが好きな人がいれば、カウンタースタイルのサッカーが好きな人もいます。人によってバラバラですが

多くのファンは勝利が好きです。

だから選手が提供する価値は勝利のために有効なプレーだったり存在感であることがほとんどです。またそれだけでなく日々自分の価値を提供しながらも次の試合ではそれ以上のパフォーマンスを出せるように

新しい価値を創造し続ける。それがサッカー選手という職業

だと思います。

◆今までのサッカーキャリアと、今後のサッカーキャリアで実現したい事は?

これからのサッカー選手のキャリアは特に考えていません。

サッカー選手のキャリアではなく自分がどういう理念を持ってグラウンドに立ちサッカー選手として存在するかということを大事にしています。

それはあまり具体的ではありません。抽象度の高い次元でサッカー選手というものを捉えてそれを体現していく人でありたいです。

どこでやるかではなく、まして何をやるかよりもまず、どうありたいかを大事にしています。そうしないと価値あるものは創り出せないと思います。

それは

サッカー選手という枠を超えて一人の人間としてどうあるかということでもあります。その上で何をしていくのかを選ぶ基準はやりたいと思うこと、好きなことをするということです。

◆南米パラグアイやブラジル、そしてタイ。海外での挑戦に拘っている様に見えますが、何故ですか?

海外の挑戦にこだわっているのではなく、僕に合っているのがたまたま日本ではなかったということかもしれません。

今やグローバルは当たり前。逆に国や人種という意識が薄れてきていますしそういう概念にリアリティは持てなくなってきているのではないでしょうか。場所も国籍も関係ない地球人としてどう考えて自分や相手と向き合って行くかが重要な時代です。そういう意味では海外だから日本だからという考えも自分の中では薄くなってきています。

◆海外にいて、ビジネスとして、日本人に足りない所って、どんな所ですか?

これも先の回答と同じで日本人だから、外国人だから、と分けてしまうと仕事を難しくしてしまうかもしれません。

ビジネスも人間関係です。自分と相手との関係です。そこに人種も国籍も関係ないんです。相手が喜ぶことを提供したり、お互いが達成したい目標に向かっていいところを出し合うことが大事です。

もちろん育った環境や文化、言葉も違うので考え方も仕事の仕方も変わります。そういう面で相手を理解するのは同じ日本人相手のビジネスよりも難しいところです。でも

高い志や目標を持ち情熱を持っていれば相手にも伝わるし問題は解決できます。

目標や夢・志を共有しその実現のために情熱を持ってやっていることが大事です。ベースにそれさえあれば国境や言葉や文化を超えてやっていけるんじゃないかと思います。

◆ビジネスマンで、迷ったりする時(家族、将来、転職、起業など)があると思うのですけど、下地選手はその時に、どんな事を意識して意思決定して行くのですか?

僕はビジネスマンである以前に一人の人間です。僕には家族もいるし友達もいます。お金だけでなく健康も時間も大事です。ビジネスマンとしての意思決定だけでは自分自身が幸せにはなれません。人生のいろんな分野で目標を設定していることでバランスが取れた決断は圧倒的にしやすくなります。とはいえ迷うことはたくさんあります。でも

逆に迷うならとことん迷えばいいんではないでしょうか。スマートに生きようとすること正解や効率ばかりを取ろうとするのは時代の流れですが人生をかけて価値あるものを提供しようとするとき全てがスマートにはいきません。

考え抜いた先で閃いたものや自分の深いところから出てきたものに価値がついていきます。ビジネスだけじゃなくて家族や友人のことでも考えて選択して行くのが人生です。だから

選択する時は絶対うまくいくという意識を持って考え抜くことを大事にしています。

そもそも正解がない道を選んで生きているのですから悩んで当然でしょう。笑

◆大学時代(青山学院大学)の練習で、何であんなにフィジカルの練習、速かったの?

おそらく僕は相対的に速かったと思います。その理由は目指したゴールの違いです。

プロのサッカー選手を目指す人と大学リーグに出ることを目標にしている人、スタメンで出たいという人モテたくてやっている人健康のためにプレーする人目指すゴールが違えばそこに向かうエネルギーも変わってきます。僕が大学のトレーニングで走れたのは他の人とは違うゴールを設定していたからだと思います。

◆これからは、どんなプロサッカー選手でありたいという目標・夢がありますか?

重複しますがサッカーを通じて一人の人間としてどこまでいけるか磨いていきたいと思っています。綺麗事のように聞こえるかもしれませんが実はかなりしんどいことです。そしてその結果として選手としても生活もさらによくなって行くでしょう。なぜなら

一人の人間として磨いていけば必ず結果が着いてきますしそれによって多くの人が喜んでくれるはずです。そうなれば稼げないはずはないでしょう。そして磨き続けるということは終わりがないということです。

もちろんそれを僕は望んでいますが、常に新しいゴールを設定してチャレンジし改善してまたトライして行く作業は楽しくも厳しい道のりです。さらに一人の人として言っている以上、サッカー選手をやめてもこの道は続いて行きます。しんどいですね。笑

◆プロサッカー選手生活を終えた後は、どんなビジネス構想がありますか?

サッカーに限らずこれからの時代はいかに個人が自身のやりたいことをやっていけるかが重要です。むしろそれが常識になるはずです。

やりたいことをやっていれば生産性は上がるし、悪いことをやる暇がないので自然と平和で豊かな世界にもなって行くはずです。そんな世界を子供たちや孫やその後の世代にも広げて行きたいのでそういうことにつながることをして行く予定です。

◆今、サッカー以外にも、セルフコントロールなどの視点でサッカー選手としての在り方や、上達方法、目標設定、マインドの持ち方の重要性をWEBを使ってシェアしているけど、何故、そういう事が大切だと思ったのですか?

人間はマインドや脳の使い方でパフォーマンスが変わるし人生が変わります。これは僕自身実践し体感していますし、科学的に証明されているだけでなく今後さらに解明されて行くことです。

つまり結果が出ない人やうまくいかないということは脳やマインドの使い方を知らないだけです。

だからこそその理論や理論を使った僕自身の人体実験によって得た成果を知ってもらうことで一人でも成功してもらいたい。そういう想いで情報を発信しています。

◆20代後半のビジネスマンで大切な意識の持ち方を教えて下さい

まず大事なのは何をしたいかを考え抜くことだと思います。イメージを膨らましつつやりたいことを日々探していく。そしてそのやりたいことはできるだけアホみたいな大きなスケールの方がいいです。デカイ夢ほどパワーは出ます。そして

夢もお金も人生も全部本気で取りに行く!という意識とやりたいことをやるのが当たり前で自分はそれができる人間なんだという意識が大事です。

そうしたら根拠は必ずついてきます。時間もかかりません。

◆日本では、挑戦したり、人と違ったり、ちょっと熱い人が冷めた目で見られがちだけど、その辺の下地選手としての価値観は?

人と違うことをし人と違うマインドになってくると周りの人と合わなくなってきます。その結果周りは冷めた目で見たりバカにしたりします。これは日本だけでなく海外でもそうです。僕も人に言われるのは嫌ですしいい人に見られたいので冷めたい目で見られたくはありません。でも同じように熱くて一般的に見たら変な人は実はたくさんいます。たとえ自分が少数派だと思っていてもだんだん変わり者の仲間は増えていくので心配しなくても大丈夫です。挑戦し情熱を持って行動している人を引きずり下ろすのは人の本能なのでしょうがないのです。

だからこそ批判する人ではなく同じ志や情熱を持って励まし合える意識の高い人たちを早く見つけて一緒に成功しちゃいましょう。

そうしたらいつの間にか周りの反応も変わってしまいます。世の中は結果を出した途端に手の字らを返したように賞賛する調子のいい人たちがたくさんいます。実際に周りの人の対応が変わっていったのを体験するのは爽快です。笑だからこそ批判する人は放っておいて一緒に高め合える人たちを大事にしていってほしいです。

◆フランチャイズビジネスに、どの様なイメージがありますか?

今のところフランチャイズについて知識不足なのでよくわかりません。

◆今、この記事を読んでくれているファンや仲間に伝えたい事があれば、是非

伝えたいことはありますが僕の言うことが全てではありません。今回の記事で何かを感じてくれたらそれでいいと思います。最後まで読んでくれてありがとうございました。

◆フランチャイズパーク編集局長 峰麻美より

タイプレミアリーグで活躍している下地選手。冷静と情熱の間で、熱いハートの部分と、知的な緻密な部分を持ち合わせている方という印象です。サッカー選手としての活動の中で、ビジネスという枠以前に人として、どうありたいのか?という事をシンプルに磨き続ける事を感じ取り実践している姿は、下地選手の価値観が伝わって来ますね。今シーズンの更なる活躍にも期待しています^^

◆会社概要

会社名 ポリス・ユナイテッド・フットボールクラブ(タイプレミアリーグ)
所在地 タイ王国のパトゥムターニー県をホームタウンとするサッカークラブ
設立 1960年

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