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なぜ、あの会社には人が集まらないのか?? ~芦名佑介~

公開日 : 2016年6月25日

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芦名 佑介 様

芦名佑介(27歳)

アメフトU-19日本代表のキャプテンを務め、慶應義塾大学4年時にも約150人の部員をまとめるキャプテンを務める。卒業後、電通にてコピーライターとして活躍。その後、プルデンシャル生命にヘッドハンティングされ転職。当時25歳という史上最年少の若さで営業所長に抜擢された。その後、退社し2016年3月に米国ロサンゼルスのハリウッドで、俳優としてデビューを果たす。

SNSで芦名氏の存在を知り、ブログやtwitterの発信で彼の価値観をもっと深く知りたいと思い、今回「フランチャイズパーク」出演史上最年少(27歳)でのインタビューをお願いさせて頂きました。

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決断しないと、不幸になる。

僕は大人になるにつれて、どんどん自分で決断することができるようになったので、どんどん幸せです。

お金って何のために稼ぐかで言うと、幸せのために稼ぐと思うんです。なので「自分の幸せとは何なのか」を大切にして仕事をしたり、働いたりしたらいいと思います。

今の日本で頑張らなくてはいけない論理的な理由ってないと思っていて、仕事をしなくても生きていけるし、生活保護だってあるし、アルバイトだってあるし、動物的に死ぬことってないんですよね。なので頑張りたかったら頑張れば良いと思うし、頑張りたくなければ頑張らなくていいと思うんです。

そして幸せは人それぞれだと思います。幸せは一括りにできなくて、「幸せ」という考え方と「不幸」という考え方があると思っていて、

「不幸」にならない方法は、自分で決断することだと思うんです。

自分ではなく人から決断されると、どう転んでも不幸なんですよ。「あなたこれをやりなさい」って言われたら不幸だし、それで失敗したら更に不幸ですよね。人のせいにしてしまうので。そして愚痴も出る。だから、全部自分で決めることが不幸を取り除くいちばんの方法だと思うんです。

批判は、成功しない人がすること。

僕が電通を辞めるとき、賛成する人もいましたが、強烈に反対する人もいました。「電通辞めるなんてアホか」とか「お前どうせ金稼ぎに行くんだろ??」とか、ボロクソに言われて電通を辞めたんです。

数年後プルデンシャルで働いてみて、結果を出したときに、今まで批判していた人たち全員が、手のひらを返したように「お前はやると思ってた」「お前は昔から凄かったもんな」と言ってきました。僕が学んだのは、人って極めて適当だなということと、批判との向き合い方でした。

批判というのは、実は論理的ではないんですよ。チャレンジしている人の将来の結果って誰にも見えないですよね?なのに何故、そこまで強く批判するかって、周りがそんな雰囲気だから、周りが思っていることをまとめて言っているだけなんです。

つまり、人のチャレンジを批判している人の中に、自分の意見はないんです。一般的な「なんとなくの意見」を代弁してくれてるだけなんです。

だから、これから何かにチャレンジして行く人は、批判する人の中に意見はないので、気にする必要はないと思います。可能性は自分の中にしかないので。

チャレンジして気付いたストロングマイノリティ(強烈な意思を持った少数派)。

チャレンジをすると人間関係が変わります。

プルデンシャルに転職したとき、学生時代のアメフト部の友達からさえも「お前、保険屋になったら友だち無くすぞ」って言われました。もの凄くショックでした。

何か新しいことにチャレンジすると、それを理解できない飲み友達とか、一緒に楽しいことをしていた友達は一時的にいなくなるかも知れません。

でも共感し合える「仲間」が増えます。

僕がプルデンシャルで営業をしていたとき、いちばん幸せだったのは、共感し合える「仲間」がいたことでした。

悩みに共感してくれる「仲間」がいて、喜びを共感し合える「仲間」がいて、笑いを共感し合える「仲間」がいました。

みんなに好かれようと当たり障りのないコミュニケーションを取るよりも、自分のチャレンジに共感してくれる「仲間」がいました。

付き合ってる年月ではなく、飲み会の回数ではなく、志が共感し合える「仲間」が増え続けているのが、僕は凄く嬉しいです。

僕は「幸せ」って「共感できる仲間がいること」なんじゃないかなって思いました。

リーダーとマネージャーは違った。

何を当たり前の話と言われるかも知れませんが、リーダーとマネージャーって違うものなんです。僕はこれについ最近まで気付きませんでした。

プルデンシャルで営業所長をしてきたとき、結果は出ましたが、マネジメントが上手くいっているとは言えませんでした。

「僕が彼を変えてやる!」と思っていたし、「彼はもっと成果が出る!」と頑張ってマネジメントしていました。でもどれも空回りして、全然上手くいきませんでした。

でもその理由が当時はずっと分かりませんでした。

神の領域にはチャレンジしちゃいけない。

僕がハリウッドで出会った映画監督がいます。ロバート・アラン・アッカーマン。彼はゴールデングローブ賞を5回も受賞した70歳を超える映画界の巨匠です。そんなことも知らず、僕は初めて彼に会ったとき「なんて素晴らしいマネ―ジャーだ」と思いました。

ハリウッドで初めての稽古で、彼から最初に言われた一言が

「私は最高の映画監督かもしれないが、キミを最高の役者にすることはできない」という台詞でした。

驚きました。僕はてっきり「私に任せなさい。キミを最高の役者にしてあげる」って言われると思ったんですけど「キミを最高にできない」と言われたとき、直感的に「なんて無責任な」と思いました。

でもそれは実に本質的で、この人の下にいれば成長する、と考えていた自分が恥ずかしくなりました。

今までマネージャーとして「彼を変えてやる!」や「彼の成果を僕が上げてやる!」と思っていたことが、神の領域であることに初めて気が付いたんです。それからロバート監督がどうやって人を動かすのかを研究していました。

リーダーは数字にフォーカスして、
マネージャーは幸せにフォーカスする。

ロバート監督の指導は

「Why do you do that??」(なぜ、それをやるのか??)

これだけです。こうしなさいとは、一切言われなかったんです。何が凄いって彼の中に明確な答えがあるのにです。恐らく彼の中に「人は人の言うことを聞かない」という前提があるからだと思いました。

例えば、ある稽古で僕が独り言を話すシーンがありました。その演技をロバート監督は指導してきました。そのとき彼が僕にどんな指導をしたかと言うと

「Why did you talk to yourself?」(なぜ、独り言を言ったの?)

僕は「台本にそう書いてあるから」としか考えていなかったんですが、自分が独り言を言うとしたらどんなときだろうと考えを巡らせて

「Calm me down?」(自分を落ち着かせるためですか?)

と答えたんです。
すると彼はコクりと頷き、指導は終わりました。

僕はもの凄く腑に落ちたのと同時に、見事にマネジメントされたなと思いました。

更に驚いたことに、彼は決して役者に高いレベルを求めなかったんです。
どんな演技も彼は褒めました。そこには「わざと低いパフォーマンスを発揮したい人なんていないはずだ」という前提があり、僕ら役者からしたら、褒められて嬉しい気持ちと同時に「常にこれが100%であると見られている」という危機感さえ感じるんです。

そして監督が高いレベルよりも個人を尊重するあまり、それに問題意識を感じた役者が自ずとリーダーになっていくんです。

これをビジネスで言えば、リーダーが数字にフォーカスして、マネージャーが幸せにフォーカスするという理想の組織を作ってるなと思いました。

更にマネージャーがプレーヤーの幸せにしっかりとフォーカスできているため、プレーヤーがプレーヤーを呼び、リクルートも上手くいく流れができあがるのだと思います。

そう考えると僕はマネージャー時代、リーダーに走りすぎるあまり、マネジメントというメンバーそれぞれの幸せにフォーカスするということができていなかったなと反省しました。

日本の可能性を広げたい。

今までは男前になりたい!有名になりたい!凄くなりたい!っていうそんな気持ちだけでやってきました。今までなりたい姿はあったんですが、やりたいことってなかったんです。でも日本を出てみて初めてやりたいことが見えてきました。「人から生まれる不幸をなくしたい」って思いました。デジタルの時代って言うんですけど、人間が絶滅するまでは、とは言っても人間の時代だと思うし、特に日本は人間関係で不幸になる人が多すぎるイメージです。突き抜けた人しか幸せになれない、そんな世界はおかしいと思うし、僕は日本に素晴らしい可能性があると思ってます。日本が好きだし、これからどんな形になるかは分からないけど、本気で日本の力になっていければなって思います。

◆フランチャイズパーク編集局長 峰麻美より

新宿ヒルトンホテルラウンジで取材時間は約4時間に及びました。芦名さん、フランチャイズパーク独占取材有難うございます。多くの組織やコミュニティでマネジメントは話題になります。その中で、需要しかないこのマネジメント理論をホンネベースで公開させて頂きました。

これからの日本に求められることは、「飽和時代の中で幸せを取捨選択すること」

代表者 芦名 佑介 様

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