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高齢者マーケット参入メリットとデメリット。その中で「高齢者向け配食サービス」の可能性を公開します。

公開日 : 2015年9月29日

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株式会社シルバーライフ
代表取締役 清水 貴久 様

全国500店舗を展開している、シルバーライフ社が運営する高齢者向け配食サービス「まごころ弁当/配食のふれ愛」。業界1位の先駆者として、今もなお加盟店を伸ばし続けている経営手腕と店舗経営のノウハウに迫ります。今回は、高齢者マーケットの可能性から、何故、高齢者向け配食事業の分野に参入するメリットがあるのかという事を掘り下げてシルバーライフ社、清水社長にお話し頂きました。

◆高齢者向け配食サービス「まごころ弁当/配食のふれ愛」の説明をお願いします。

高齢者向け配食サービス「まごころ弁当/配食のふれ愛」は、ご自宅にお住まいの高齢者様に毎日の食事を提供するサービス。いわゆる配食サービスと言われるビジネスです。全国的なスケールメリットの拡大を狙い、「まごころ弁当」「配食のふれ愛」2つのチェーンでフランチャイズ展開をしています。メリットと、デメリットに関してですが、まずはメリット。

高齢者マーケットは今後20年、30年日本国内で最後に伸び続ける国内向けのマーケットである事に尽きると考えています。

一方でデメリットですが、

高齢者向けの中でも補助金や国からの援助に頼っている事業分野は今後厳しくなると考えています。

介護保険や国からの補助を頂く様な分野です。何故ならば、国の財政が厳しくなる中で、その事業分野に国が割ける予算、補助も少なくなってくるからです。今現在は補助に頼っている、しかし今後補助が減ってくるような事業分野は避けた方が良いと感じます。その一方、高齢者向けの配食事業の分野は国からの補助を受けない数少ない高齢者マーケットです。国の法律や財政によって事業分野に大きく影響が出るという確率は低いと言えます。今後、高齢者配食サービスのターゲットはどんどん増えます。お客様は高齢者様で、高齢者様は心身が衰えています。自分の力だけでは毎日の生活が難しくなる。

今後、そういった高齢者様は、ますます増えて来ます。一方、国や市区町村、公的な介護サービスは間に合っていないという事が現状です。昔よりも生活に困った高齢者様が増えているのに、ヘルパーさんは増えていません。介護保険や国からの補助で、総費用の9割を国や市区町村に頼っています。国や公的なお金で補助できる範囲は年々、少なくなっています。そもそもの原資は働ける年齢層から徴収している税金や社会保険から捻出されているわけですから、国は高齢者様を見捨てるしかないという様な状況になってしまっています。今後、高齢者様が増え、国の予算や援助だけでは支え切れない状況が予想される中、国の補助をもらわずに拡大市場である高齢者マーケットで勝負出来るのが、高齢者配食サービスです。当社シルバーライフは、フランチャイズ店舗数が全国500に近づき、日本一です。シルバーライフの高齢者向け配食サービス「まごころ弁当/配食のふれ愛」での開業メリットは、

まず1つ目に、他社に比べて格安のお金でオープン出来る、

という事です。フランチャイズ本部が開業初期費用と運転資金6ヵ月分を無担保・無保証人で融資する制度も揃えています。開業時のハードルのひとつである、金銭的な援助を行っています。

2つ目に、私たちは日本で一番配食の店舗経営が上手い。だからこそ実際の店舗の経営がうまく行く可能性が高いという事です。

高齢者配食事業の店舗経営では日本一の自負があります。

3つ目。それは、FCとしての毎月の数字の条件がはっきりと有利であるという事です。

自社工場も保有していますし、店舗数の多さと言うスケールメリットがあるので、良質で有利な仕入れを安価に出来る仕組みを整えています。同業他社よりも価格と質の面で、圧倒的に上回っているという事が言えます。先に述べた様に、メリットは大きく3つありまして、①初期投資が少なくて済む、フランチャイズ本部が支援する制度を用意しているから開業ハードルが下がる ②店舗経営のノウハウが日本一である事 ③食材仕入れが安価で、良質である。この3つの要素があり、現在、日本一を誇っている理由だと考えています。シルバーライフが運営している「まごころ弁当」「配食のふれ愛」チェーン全体を見ても、スケールメリットを生かす事が最大の強みです。店舗数が多くなると、店舗間隔が狭くなるので、配送に掛かる時間が少なくて済みますし、より多くのの高齢者様にサービスを届ける事が出来ます。目標は「まごころ弁当」「配食のふれ愛」ダブルチェーンで、シルバーライフ系が業界でのシェア100の中の8,9割を狙っています。実際に当社で、

180円で仕入れられるものが、他社では230円出さないと仕入れられないという事も現実に起きています。

仕入条件に於いて明らかにシルバーライフが有利なので、事業の生存確率が高くなる事は必至です。高齢者マーケットで何かやりたい、参入を検討されている方は、高齢者向けのビジネスを多角的にやるケースが多いですね。デイサービスと高齢者マッサージを併設して事業展開をして行く事で、将来を考えてリスクヘッジを確保したり、より高齢者様に喜んで頂ける様に事業を展開されています。勿論、そこに当社「まごころ弁当」「配食のふれ愛」の様な高齢者配食事業を併設するケースもありますよね。

高齢者様からのより大きな信頼を得ながら、国の政策に関係なく、長く事業を続けて行ける分野を考える事が、高齢者マーケットでの成功の要諦ではないでしょうか。

◆フランチャイズ業界の問題だと感じる事を、フランチャイズ本部側、加盟希望者側から教えて下さい。

まずはフランチャイズ本部側の問題だと感じる事ですが、その商売がそもそも本当に事業として成り立つのかどうか、という事を明確にした上でフランチャイズ展開を行えているのか、という所が非常に曖昧ですよね。そもそも直営店が成り立っていなかったり、フランチャイズ本部の社員が自ら独立してやっていなかったり。

自分がうまく行っていない事は、人にオススメしてはいけないですよ。

当社は元本部社員が既に10人以上、自ら独立して「まごころ弁当」「配食のふれ愛」を事業経営しています。だからこそ、自信を持って人様に勧められるのです。このあたりの実績の違いは調べれば分かることですので加盟希望者さんは、もう少し事前調査を念入りにされる事を勧めます。

店舗系のビジネスであれば、実際に店舗に行く事や、サービス系のビジネスであれば、実際にサービスを利用してみるという事も重要です。

こういった事前調査での汗を惜しまない事が適切なフランチャイズビジネス選定に大きく影響して来ますよね。オープンしてからは、後戻り出来ないので、自分に合うフランチャイズビジネスであるのか、適切にジャッジして頂きたいです。当社シルバーライフは、一年以上社員として仕事をして頂ければ、初期投資、独立支援制度などを設けていますから、修行しながら開業時の資金というリスクを負う事なく独立が可能です。加盟オーナーさんとは長いお付き合いを念頭に置いていますから、十分な検討期間を経て、フランチャイズ加盟の御検討を頂ければと思います。

◆この記事を読んで頂いている方にメッセージお願いします。

もし今、挑戦(独立)しようと考えているのであれば、一刻も早く挑戦する事を勧めます。成功するにせよ、失敗するにせよ早い方が良いです。

しかも、年齢が1年でも1日でも、貴方が若ければ若い方が良いです。仮に、今から5年後に同じ様に挑戦を悩んでいる時、5年後の状況は良くなっている可能性と言うのは非常に低いです。むしろ、状況は年齢的な事や社会的責任という意味で、挑戦する事に対してよりネガティブになるケースが多いです。そういう意味でも、迷っているのであれば、尚更一日でも若いうちにやるべきだと思います。私は26歳の時に事業を創めました。当時は、30歳迄やってみてダメなら、いつでも日雇いに入れば良い、という様な想いで経営を創めました。万が一ダメでもやり直しが出来る年齢でチャレンジすべきだと考えています。事業を決めて行く上で、大切な事は

第1優先は国内で伸びているマーケットでやるべきです。そして(それが無理なら)2番目の優先事項としては海外向けの輸出ビジネスをすべきです。

国内で外貨を稼げる様な輸出で稼ぐビジネスが良いでしょう。起業家が増え、各分野が活性化される事で、日本経済はより発展する事が出来ますし、2050年には高齢化問題は解決されているはずです。今まさに高齢者マーケットは拡大市場ですので、ともに業界をより良くして行ける情熱をお持ちの方とのご縁を心待ちにしております。

◆フランチャイズパーク編集局長 峰麻美より

高齢者配食業界での圧倒的な店舗数、スケールメリットを誇るシルバーライフ社「まごころ弁当」「配食のふれ愛」。開業時の初期投資、運転資金を無担保無保証人で融資する制度や、社員独立制度など、手厚く幅広い開業スタイルを保持している点も強みですね。今回は、高齢者配食分野のみならず、高齢者マーケット全体の可能性にも触れて頂きました。今後も「まごころ弁当」「配食のふれ愛」の2ブランドでのスケールメリット拡大戦略と、高齢者配食業界でのシェア獲得にフランチャイズパークも、貢献させて頂ければと思います。シルバーライフ清水社長、今回の取材協力、誠に有難うございます^^

◆会社概要

会社名 株式会社シルバーライフ
所在地 東京都新宿区西新宿4-32-4 ハイネスロフティ2階
代表者 代表取締役 清水貴久
設立 2007年10月

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